緊急事態宣言の11都府県 感染状況「6つの指標は」(21日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、
▼「病床のひっ迫具合」、
▼「療養者数」、
▼「PCR検査の陽性率」、
▼「新規感染者数」、
▼「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、
▼「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、1月21日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、いくつもの指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で71%、
▼埼玉県で65%、
▼千葉県で60%、
▼神奈川県で49%、
▼栃木県で60%、
▼愛知県で66%、
▼岐阜県で66%、
▼大阪府で74%、
▼兵庫県で79%、
▼京都府で36%、
▼福岡県で61%です。

このうち重症者用の病床は
▼東京都で107%、
▼埼玉県で44%、
▼千葉県で29%、
▼神奈川県で55%、
▼栃木県で43%、
▼愛知県で42%、
▼岐阜県で29%、
▼大阪府で66%、
▼兵庫県で58%、
▼京都府で43%、
▼福岡県で25%となっています。

療養者数

続いて療養者数は人口10万人あたり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で140人、
▼埼玉県で72人、
▼千葉県で92人、
▼神奈川県で62人、
▼栃木県で57人、
▼愛知県で45人、
▼岐阜県で30人、
▼大阪府で70人、
▼兵庫県で37人、
▼京都府で63人、
▼福岡県で75人です。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で10.5%、
▼埼玉県で7.3%、
▼千葉県で11.9%、
▼神奈川県で18.4%、
▼栃木県で6.8%、
▼愛知県で9.2%、
▼岐阜県で5.2%、
▼大阪府で7.9%、
▼兵庫県で11.8%、
▼京都府で11.6%、
▼福岡県で7.3%となっています。

新規感染者数

人口10万人あたりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4
は25人が目安です。

▼東京都で76人、
▼埼玉県で42人、
▼千葉県で51人、
▼神奈川県で61人、
▼栃木県で24人、
▼愛知県で24人、
▼岐阜県で22人、
▼大阪府で41人、
▼兵庫県で32人、
▼京都府で36人、
▼福岡県で40人となっています。

直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で0.94倍、
▼埼玉県で1.08倍、
▼千葉県で1.06倍、
▼神奈川県で0.95倍、
▼栃木県で0.60倍、
▼愛知県で0.87倍、
▼岐阜県で0.88倍、
▼大阪府で0.95倍、
▼兵庫県で0.97倍、
▼京都府で0.98倍、
▼福岡県で1.03倍となっています。

感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で55%、
▼埼玉県で39%、
▼千葉県で74%、
▼神奈川県で48%、
▼栃木県で35%、
▼愛知県で46%、
▼岐阜県で25%、
▼大阪府で54%、
▼兵庫県で39%、
▼京都府で45%、
▼福岡県で49%でした。