千葉刑務所でクラスター発生 受刑者ら46人感染 新型コロナ

千葉市にある千葉刑務所で受刑者と刑務官合わせて46人の感染が確認され、市は感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

千葉市や千葉刑務所によりますと、千葉刑務所では今月8日に刑務官の感染が確認されて以降、20日までに刑務官7人と受刑者5人の感染が判明しました。

このため、感染した刑務官との接触や発熱などの症状があった人を対象にPCR検査を行った結果、21日、新たに20代から70代の受刑者34人の感染が確認されたということです。

これで感染が確認された刑務官や受刑者は合わせて46人となり、市は22日、クラスターが発生したと発表しました。

いずれも症状は軽症か無症状だということです。

千葉刑務所は感染が確認された受刑者の面会は原則、停止するほか、刑務作業は一部を除いて取りやめています。

千葉刑務所によりますと、感染した受刑者の中に直近2週間以内に収容された人はいないということで、刑務官から感染が広がったとみて感染経路を調べています。

千葉刑務所は「ウイルス検査を積極的に実施するなど引き続き、所内の感染の拡大防止に向けて全力で取り組んでいきたい」とコメントしています。