新型コロナ患者個人情報 約400人分を誤送信 和歌山市保健所

和歌山市の保健所が新型コロナウイルスに感染したおよそ400人分の個人情報を誤って外部にメールで送信していたことがわかりました。

和歌山市によりますと今月19日、和歌山市保健所に勤務する課長級の職員が自宅で仕事をするため部下に対し、新型コロナウイルスの感染者の情報をメールで送信するよう指示し、アドレスを伝えました。

部下は指示のとおりに送信しましたが、メールが届かなかったことから調べたところ、送信先として部下に伝えたアドレスに誤りがあったということです。

送信されたメールには今月17日までに和歌山市で感染が確認された414人分の氏名や年齢、それに感染経路などが記載されていたということです。

市は誤って送信した相手に連絡を取るため改めてメールを送信していますが、これまでのところ返信がないということです。

和歌山市健康推進部の濱野吉淳部長は「関係者の皆様には心より深くおわび申し上げます。速やかに患者や家族に電話で謝罪します」と話しています。