新500円硬貨 発行延期へ 新型コロナウイルスの影響 政府

政府はことし秋までをめどに発行する予定だった新しい500円硬貨について、新型コロナウイルスの影響でATM=現金自動預け払い機などの改修作業が遅れているとして、発行を延期することになりました。

政府はおととし4月、偽造の防止を目的に、素材などを変えた新しい500円硬貨を、ことしの秋までをめどに発行する方針を示していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大でATMや駅の券売機などを新しい500円硬貨に対応させるための改修作業が遅れているとして、22日、発行を延期することを発表しました。

発行する時期は、改修作業の進み具合などを見極めたうえで、改めて公表するとしています。

一方、1万円札と5千円札、それに千円札の新たなデザインの紙幣を2024年の秋までをめどに発行する計画は、いまのところ、変更する予定はないということです。