国際

北京 変異したコロナウイルス感染確認で約155万人にPCR検査

中国・北京では、変異した新型コロナウイルスに感染した人が確認されたため、地元当局は感染者が住んでいる地域でおよそ155万人を対象にPCR検査を実施しました。中国では東北部などでも感染が広がっていて中国政府は対応に追われています。
中国では今月に入って新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあり、このうち首都・北京では、南部の大興区で今月17日から11人の感染者が確認され、このうち2人はイギリスで見つかっている変異ウイルスに感染していたということです。

これを受けて地元当局は、感染者が確認された地域の一部を封鎖し住民およそ2万4000人を自宅待機させる措置をとったほか、大興区に住むおよそ155万人を対象にPCR検査を実施し、21日午後には検査はほぼ終わったとしています。

また、地元当局は大興区に住むすべての住民に対し、北京を離れる場合は受診してから3日以内のPCR検査の陰性証明を提出するよう求めるとしています。

中国では東北部の黒竜江省で感染者が増えているほか、21日には上海の中心部でも感染者が確認され、中国政府は感染拡大への対応に追われています。

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