緊急事態宣言の11都府県 感染状況「6つの指標は」(20日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として
▼「病床のひっ迫具合」
▼「療養者数」
▼「PCR検査の陽性率」
▼「新規感染者数」
▼「直近1週間と前の週の感染者数の比較」
▼「感染経路が不明な人の割合」の
6つを挙げています。

内閣官房によりますと今月20日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、いくつもの指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。

なお「病床のひっ迫具合」については自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1. 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▼東京都で72.3%
▼埼玉県で62.3%
▼千葉県で55.3%
▼神奈川県で49.5%
▼栃木県で59.9%
▼愛知県で63.2%
▼岐阜県で64.6%
▼大阪府で72.3%
▼兵庫県で79.1%
▼京都府で38.6%
▼福岡県で58.3%です。

このうち重症者用の病床は
▼東京都で104.6%
▼埼玉県で43.5%
▼千葉県で27.8%
▼神奈川県で54.0%
▼栃木県で32.6%
▼愛知県で44.6%
▼岐阜県で29.4%
▼大阪府で69.3%
▼兵庫県で57.5%
▼京都府で43.0%
▼福岡県で24.5%となっています。

2. 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で140.3人
▼埼玉県で74.2人
▼千葉県で90.6人
▼神奈川県で64.1人
▼栃木県で59.7人
▼愛知県で44.9人
▼岐阜県で30.0人
▼大阪府で70.1人
▼兵庫県で36.2人
▼京都府で64.7人
▼福岡県で75.2人です。

3. 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▼東京都で10.8%
▼埼玉県で7.2%
▼千葉県で12.9%
▼神奈川県で19.9%
▼栃木県で7.3%
▼愛知県で9.3%
▼岐阜県で5.7%
▼大阪府で7.8%
▼兵庫県で12.2%
▼京都府で10.1%
▼福岡県で7.2%となっています。

4. 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▼東京都で76.3人
▼埼玉県で42.5人
▼千葉県で50.7人
▼神奈川県で64.0人
▼栃木県で25.5人
▼愛知県で24.4人
▼岐阜県で24.0人
▼大阪府で42.2人
▼兵庫県で32.6人
▼京都府で35.7人
▼福岡県で41.0人となっています。

5. 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間とその前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▼東京都で0.9倍
▼埼玉県で1.1倍
▼千葉県で1.1倍
▼神奈川県で1.1倍
▼栃木県で0.6倍
▼愛知県で0.8倍
▼岐阜県で1.0倍
▼大阪府で1.0倍
▼兵庫県で1.0倍
▼京都府で1.0倍
▼福岡県で1.0倍となっています。

6. 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼東京都で58.6%
▼埼玉県で40.5%
▼千葉県で75.8%
▼神奈川県で52.0%
▼栃木県で52.3%
▼愛知県で50.0%
▼岐阜県で21.8%
▼大阪府で51.4%
▼兵庫県で54.1%
▼京都府で38.5%
▼福岡県で44.5%でした。