韓国に新捜査機関発足 検察に代わり政府高官などの不正捜査

韓国で、検察に代わって、政府高官などの不正を捜査する新たな捜査機関が発足しました。ムン・ジェイン(文在寅)政権の検察改革の柱とされていますが、野党などからは、政権に都合の悪い捜査が行われなくなるといった批判も出ています。

21日発足した新たな捜査機関「高位公職者犯罪捜査庁」は、検察に代わって、大統領や国会議員、政府高官などの不正に対する捜査を担当します。

トップには、裁判官出身で憲法裁判所で憲法研究官を務めていたキム・ジヌク(金鎭●)氏が選ばれ、就任式で「政治的中立性と独立性を徹底して守り、不正を聖域なく捜査する」と述べました。

今後、必要な人員の確保など準備を進め、2か月ほどで本格的な活動を始める見通しです。

新たな捜査機関の発足は、ムン・ジェイン政権が進めてきた検察改革の柱とされ、大統領府によりますと、ムン大統領は捜査機関のトップに就任したキム氏に「より公正で腐敗のない社会へと導くけん引者として、誇りと使命感を持ってほしい」と伝え、期待を示したということです。

一方、野党などは、この捜査機関のトップを大統領が指名することから、政権に都合の悪い捜査が行われなくなるなどと批判しています。

※キム・ジヌク(金鎭●) ●は「火」へんに、右側は「日」の下に「立」