山口県 コロナワクチン接種 医療従事者は3月中旬めど体制整備

山口県は、新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた方針を示し、医療従事者は3月中旬をめどに、高齢者は4月上旬までには、それぞれ接種が可能な体制を整えるとしています。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐって、政府が来月下旬までに接種を始められるよう準備を進める中、山口県は21日、自治体や医療関係団体の代表が参加する対策会議の初会合を開きました。

この中で、県の担当者は、県内の医療従事者およそ4万人が3月中旬をめどにワクチンの接種を受けられる体制を整える見込みだと説明しました。

このため、県内の18病院にマイナス75度前後でワクチンを保管できる冷凍庫を配置し、ほかの医療機関とも連携しながら進めるとしています。

また、高齢者は4月上旬までには接種できるようにするとしているほか、その後、一般の人なども接種を受けられるよう、最大420の医療機関などで体制を整えるとしています。

山口県の村岡知事は「ワクチンの接種に向けた具体的な作業が今後、本格化していく。迅速に円滑に接種が行えるよう、万全の体制で準備を進めていく」と述べました。