日銀総裁 持続性高め機動的に対応可能な金融緩和へ 点検行う

日銀の黒田総裁は、金融政策を決める会合のあと記者会見し、2%の物価安定目標の実現に向け、今の大規模な金融緩和策の「点検」を行うことについて、緩和策の長期化が避けられない中、持続性を高め変化に機動的に対応できるよう検討を進める考えを示しました。

日銀は、物価上昇率2%の目標の達成に向けた今の大規模な金融緩和策を「点検」し3月をめどに公表するとしていて、黒田総裁は、今回の会合で点検の方向性と認識を共有したことを明らかにしました。

そのうえで、「点検」では金融緩和の長期化が避けられない中、副作用を抑えながら今の大規模緩和策の持続性を高めて、変化に機動的に対応できるよう検討を進める考えを示しました。

また黒田総裁は、点検の対象には株式をあつめてつくるETF=上場投資信託の買い入れ方針や長期金利の誘導目標のあり方も含まれるとした一方、今の金融政策の大きな枠組みを変更することはないとしました。

今後の物価の動向については、感染症が収束していけば経済活動は元に戻っていくとして、「デフレのリスクが高まっているとは考えていない」との認識を示しました。

一方、バイデン新大統領の就任について、黒田総裁は「アメリカの政策運営は世界経済、国際金融市場に大きな影響を及ぼすので引き続きよく注視していきたい」と述べました。