東京都 コロナ 1471人感染確認 今月だけで3万人超 合計9万人余

東京都内では21日、新たに1471人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。今月だけで3万人を超えて、これまでに確認された9万人余りのおよそ3分の1にのぼっています。都の担当者は「感染が広がっている状況に変わりはなく、引き続き徹底した対策が必要だ」と話しています。

東京都21日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて1471人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは9日連続です。

年代別は、
▽10歳未満が53人、
▽10代が73人、
▽20代が300人、
▽30代が241人、
▽40代が196人、
▽50代が222人、
▽60代が173人、
▽70代が92人、
▽80代が83人、
▽90代が36人、
▽100歳以上が2人です。

1471人のうち、
▽およそ45%にあたる656人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽およそ55%の815人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く360人、
次いで、
▽「施設内」が143人、
▽「職場内」が67人、
▽「会食」が22人などとなっています。

このうち「施設内」では、20の医療機関で患者と職員合わせて85人が、32の高齢者施設で利用者・入所者と職員合わせて46人が感染したということです。

また、「職場内」はこれまでで最も多くなりました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて9万人を超えて9万659人になりました。

今月は21日の1471人で3万人を超えて3万482人となり、21日までの21日間だけで、これまでに感染が確認された人のおよそ3分の1にのぼっています。

都の担当者は「新たな感染の確認は少しずつ減っているが、7日間の平均でまだ1500人を超えていて感染が広がっている状況に変わりはない。職場での感染が増えるなど、これまでと異なる傾向も出ているので、引き続き徹底した対策が必要だ」と話しています。

また、21日時点で入院している人は20日より73人減って2820人となりました。「現在確保している病床に占める割合」は70.5%です。

このうち、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は過去最多だった20日より1人減って159人となりました。重症患者用の病床の63.6%を使用しています。

また、都は、これまでに感染が確認されていた60代から90代までの男女7人が死亡したことを明らかにしました。このうち3人は院内感染だったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて761人になりました。

都内では増加のペースが徐々に速く

東京都内でこれまでに新型コロナウイルスの感染が確認された人は21日に9万人を超えました。

これまでの増加のペースは、1万人を超えてから2万人を超えるまではおよそ1か月で、その後、3万人を超えるまではおよそ2か月でした。

しかし、4万人を超えるまではおよそ1か月、5万人まではおよそ3週間、6万人まではおよそ2週間と、増加のペースが徐々に速くなります。

ペースはことしに入ってさらに加速し、6万人を超えてから8日で7万人を超え、その後、8万人を超えるまでは6日、21日に9万人を超えるまでは7日でした。