東京オリンピック 各競技の代表内定 選考状況は?

東京オリンピックの代表に内定している選手は1月21日現在、NHKのまとめで117人です。代表選手は最終的に600人規模になると見込まれていて、全体では20%程度にとどまっています。
競技ごとの内定状況と代表選考の方法です。

5競技で内定出そろう

内定が出そろった競技です。
▼自転車:16人
▼柔道:14人
▼卓球:6人
▼スポーツクライミング:4人
▼テコンドー:4人

一部内定が出ている競技

一部で内定が出ている競技です。

陸上 計16人が内定

陸上は、男女のマラソンそれぞれ3人全員が内定しました。
また競歩で7人、トラックの長距離種目で3人と、陸上全体では合わせて16人が内定しています。
さらに40人から50人が内定する見通しで、トラックとフィールドのほとんどの種目では、ことし6月に行われる日本選手権が代表選考会となります。このほか世界ランキングで代表内定が決まるケースもあります。

水泳 計13人が内定

水泳は、アーティスティックスイミングの8人と飛び込みの4人、そして競泳の瀬戸大也選手の合わせて13人が内定しています。

▽競泳です。瀬戸選手以外は、ことし4月の日本選手権で原則、内定します。内定選手は30人から40人程度の見通しです。

▽マラソンスイミングでは、日本は男女ともに開催国枠の「1」を確保しています。ことし5月に福岡市で行われる世界最終予選会の結果を踏まえ選手が内定します。

▽アーティスティックスイミングは、けが人などが出た際に代わりとなる選手1人が今後内定します。

▽飛び込みは、4月に東京で行われるワールドカップの成績次第で男女合わせて最大9人が内定する可能性があります。

▽水球の代表選手の数は、男女それぞれ12人です。
候補選手は現在、男女それぞれ20人余りいて、ことし4月の国際大会までの結果を踏まえ5月ごろに内定する見通しです。

体操競技 トランポリンの2人が内定

体操・新体操・トランポリンでは、トランポリンで2人が内定しています。

▽体操の代表選手は、団体が男女それぞれ4人ずつで、個人の枠として男女それぞれ最大2人が内定する可能性があります。主に、ことし4月の全日本選手権や5月のNHK杯の結果を踏まえ内定する予定です。
6月に行われる全日本種目別選手権までの間にすべての選手が出そろう方向で、選考方法の調整が進められています。

▽新体操は、団体ですでに出場権を獲得しています。今後、強化合宿などの内容を踏まえ5人のメンバーが内定します。個人は最大2人が内定します。すでに1人の出場枠を確保していて、今後選考会を経て内定する選手を選考します。

▽トランポリンは、今後の国際大会などの結果によって、男女それぞれ1人ずつ枠が増える可能性があります。

レスリング 計8人が内定

レスリングは、男子12、女子6の合わせて18の階級があり、階級ごとに最大「1」の出場枠があります。このうち、男子3、女子5の合わせて8人が内定しています。
残り10の階級は、ことし4月にカザフスタンで行われるアジア予選で2位以内に入って出場枠を獲得すれば内定し、獲得できなかった階級の選手は5月の世界予選が内定を目指す最後のチャンスになります。

ボクシング 計6人が内定

ボクシングは、男子8、女子5の合わせて13の階級があり、日本からは男子4階級、女子2階級の合わせて6人が内定しています。
国内での選考がなかった男子のスーパーヘビー級とヘビー級を除く男子2階級、女子3階級では、今後行われる予定の世界最終予選で出場枠の獲得を目指します。

セーリング 計14人が内定

セーリングは、男子5、女子4、混合1の合わせて10種目があり、男子のフィン級を除く9種目で合わせて14人が内定しています。
残る1枠となる男子フィン級の選手は、ことし3月の国際大会の結果を踏まえて内定します。

カヌー 計8人が内定

カヌーは、スラロームのすべての種目で、男女4人が内定しています。またスプリントでは出場枠を獲得している男子カヤックフォアの4人が内定しています。
スプリントの残る男女合わせて10種目では、ことし5月にタイで開かれるアジア大陸予選やロシアで開かれる最終選考会で、出場枠を獲得した選手が内定します。この2つの大会のいずれの種目でも出場枠を獲得できなければ、開催国枠で確保された男子1人、女子2人が国内の選考要項に基づき内定します。

射撃 計6人が内定

射撃は、トラップとスキート、それにライフル3姿勢で、男女1人ずつ、合わせて6人が内定しています。
このうち、ライフル3姿勢については、今後の記録会で一定の記録を超えることが条件です。
このほかの種目では、ことし4月と5月に最終選考会を行い内定します。

内定した選手がいない競技<個人競技>

バドミントン 桃田賢斗など9人が確実

バドミントンの代表選手は、男女と混合の合わせて5種目で最大13人です。
国際大会で去年3月までに積み重ねた年間のポイントと、ことし5月までに予定されている追加の大会の成績に応じて5月18日付けで発表される世界ランキングで決まります。
日本では男子シングルスのエース、桃田賢斗選手など9人が代表入りを確実にしています。

ウエイトリフティング 5月中に内定

ウエイトリフティングの代表選手は、男女それぞれ最大4人で、複数の国際大会で積み重ねているポイントによって変わります。
日本は男女ともに開催国枠の「3」をすでに確保しています。日本選手は、ことし4月にカザフスタンで行われるアジア選手権が最終選考の大会で、5月中に各国や地域の枠が固まったあとに代表が内定します。

アーチェリー 3月に最終選考会

アーチェリーの代表選手は、男女それぞれ3人です。
これまでの選考会を勝ち抜いた男女それぞれ5人が、ことし3月に行われる最終選考会に臨み、上位3人がそれぞれ代表に内定します。

ゴルフ 6月下旬までのランキングで決定

ゴルフの代表選手は、男女それぞれ最大4人です。
各国や地域の出場枠の上限は男女それぞれ4人で、ことし6月下旬までの国内外のツアー大会での成績による世界ランキングをもとにした男女それぞれの「オリンピックランキング」で60位までの選手に出場の権利があります。
ただし、各国・地域の枠に制限があるため、まずランキングの上位15位以内の選手は最大4人までが内定します。
15位以内の選手が1人、もしくは0の国や地域は16位以下の選手を含めて2人までが出場できます。
日本は60位以内の選手がいない場合でも、男女ともに開催国枠の「1」を確保しています。

空手 喜友名諒など6人が確実

空手の代表選手は、合わせて8人です。
「形」の男女が1人ずつ、「組手」の男女の3階級が1人ずつで、日本にはいずれも開催国枠があります。
ことし4月の国際大会のあとに発表される、選考のためのランキングの日本選手トップが内定します。
ランキングでトップが確定している男子「形」の喜友名諒選手など6人はすでに内定を確実にしています。

テニス 6月7日時点の世界ランキングで

テニスは、男女のシングルス、ダブルス、ミックスダブルスの5種目が行われ、代表選手の数は男女それぞれ、シングルスは最大4人、ダブルスは最大2組です。
シングルスは6月7日時点の世界ランキングで、辞退した選手などを除く上位56人が、またダブルスは上位10ペアがそれぞれ内定します。
ミックスダブルスは、シングルスかダブルスで内定した選手だけが出場できます。

サーフィン 五十嵐カノアが確実

サーフィンの代表選手は、男女それぞれ最大2人です。
ことし、日程は決まっていませんが、中米エルサルバドルで予定されている世界選手権のあとに出場枠が固まり選手が内定します。
日本は世界のツアー大会で活躍している男子の五十嵐カノア選手が内定を確実にしています。

トライアスロン 内定は5月以降

トライアスロンの代表選手は、男女それぞれ最大3人です。
日本は男女ともに開催国枠の「2」を確保しています。ことし春以降の国際大会が選考の対象で、代表の内定は5月以降になります。

近代五種 出場枠固まりしだい発表

近代五種の代表選手は、男女それぞれ最大2人です。
出場枠は複数の国際大会で上位に入ることで獲得でき、日本は男女ともに1つずつ確保しています。
また、今後行われる国際大会で上位に入ればさらに1つの枠が追加されます。
日本の内定選手は、枠の数が固まりしだい発表されます。

スケートボード 世界選手権上位などが内定

スケートボードの代表選手は、男女の「パーク」と「ストリート」で男女それぞれ最大3人です。ただ、日本はそれぞれ開催国枠「1」が確保されています。
全体の出場枠は男女各種目ごとに20人で、世界選手権の上位3人が選ばれるほか、国内外の大会で得られるポイントによることし6月30日時点のランキングに基づき内定します。

フェンシング 3月の国際大会で団体出場枠決定

フェンシングは、男女ともにフルーレ、エペ、サーブルで個人と団体が行われます。出場枠を団体で得られれば、個人枠の「3」も得られる仕組みです。
このため最大で18人が出場できることになっています。
日本が現在、団体で出場枠を得ているのは女子フルーレだけです。そのほかの種目の団体の出場枠は、ことし3月の国際大会の結果で決まることになっています。
日本が団体で出場枠を得られなかった場合、個人で内定するためには世界ランキングのアジア・オセアニア地区で上位2人に入るか、最終選考会で優勝する必要があります。
一方で日本は開催国枠として「8」を確保していて、団体で出場枠を得られなかった種目では、この枠を使って日本協会(にほん)が選考できます。

ボート 5月にアジア・オセアニア予選

ボートは、男女合わせて14種目があります。5月に予定されているアジア・オセアニア予選で出場枠を獲得した選手が内定し、その後、同じ月の世界最終予選でもチャンスがあります。
2つの大会で出場枠が獲得できなければ、開催国枠として男女のシングルスカルで1人ずつ確保されています。選手は国内でレースを行い内定します。

馬術 6月に発表

馬術の代表選手は障害馬術、馬場馬術、そして総合馬術で、それぞれ開催国枠「3」を確保しています。
馬場馬術は、4月から6月に海外で行われる決められた大会の得点によって、一方で障害馬術と総合馬術は、海外での大会の成績やパフォーマンスをもとに監督などが選考を行い、いずれもことし6月に発表される予定です。

内定した選手がいない競技<団体競技>

野球・ソフトボール 野球は7月上旬に最終決定か

▽野球の代表選手は24人です。
日本代表はオリンピック直前まで強化試合を行わないため、選手選考は稲葉篤紀監督や代表コーチ陣がプロ野球のシーズン中の選手の調子やコンディションを見極めながら進めます。
去年12月には候補選手として180人以上をリストアップしていて、5月末から6月初旬に24人に絞り、7月上旬に最終決定する予定です。

▽ソフトボールの代表選手は15人です。
選手の選考は、強化指定選手の19人まで絞り込まれています。代表強化合宿でのコンディションなどを見極めながら選考を進め、ことし3月ごろ内定する予定です。

サッカー 7月までにメンバー選考

サッカーの代表選手は、男女それぞれ18人です。
男子は、24歳以下の選手で編成され「オーバーエイジ枠」として25歳以上の選手も3人まで認められています。一方、女子は年齢制限はありません。男女ともオリンピック直前の7月までに代表や所属チームでの状況を見極めて、メンバーを選ぶことにしています。

バレーボール 6月下旬ごろ内定

▽バレーボールは、男女とも開催国枠での出場が決まっていて、代表選手は男女それぞれ12人です。
所属チームや日本代表の試合などでの状態を踏まえ、6月下旬ごろに内定します。

▽ビーチバレーは、開催国枠として男女1ペアずつ確保され、最大では男女2ペアが出場できます。開催国枠では5月か6月に予定されている、国内の「代表決定戦」で優勝したペアが原則、内定します。
一方、追加の出場枠は6月14日時点での世界のオリンピックランキングで上位15ペアに入るか、6月のアジア大陸予選で優勝すれば獲得でき、そのペアが代表に内定します。

バスケットボール 6月下旬ごろ内定

バスケットボールは、5人制は男女ともに、また3人制は男子のみ、開催国枠での出場が決まっています。
3人制の女子は、ことし5月の選考会で出場枠の獲得を目指しています。
代表選手は、5人制は男女それぞれ12人、3人制は男女それぞれ4人で、所属チームや日本代表での試合などを踏まえ、6月下旬ごろに選手が内定します。

7人制ラグビー 6月下旬めどに内定

7人制ラグビーは、男女とも代表選手の数はそれぞれ12人です。
これまで強化合宿に参加したメンバーを中心に選考が進められる見通しです。国際大会を中心に選手を絞っていくことにしていますが、新型コロナウイルスの影響で開催が不透明になっているため、代表候補選手による国内での練習試合で決める可能性もあります。
そして、6月下旬をめどに内定を出すことにしています。

ハンドボール 五輪直前の最後合宿のあと発表

ハンドボールの代表選手は、男女それぞれ14人ずつです。
選手の選考はこれまでの試合や強化合宿、そして国際大会での活躍を踏まえオリンピック直前の最後合宿のあとに発表される見通しです。

ホッケー 5月末に内定

ホッケーの代表選手は、男女それぞれ最大16人です。
所属チームや代表強化合宿などの活動を踏まえ、選考が行われ5月末に内定します。