バイデン新大統領 就任演説(骨子)

アメリカ時間の20日、日本時間の21日未明に就任したバイデン新大統領の演説の骨子をまとめました。

【民主主義の勝利】
バイデン新大統領は就任演説の冒頭で「きょうはアメリカの日であり、民主主義の日だ。民主主義が勝利を収めた」と述べました。

【国民の結束に全霊】
そして「われわれは政治的な過激主義や白人至上主義、それに国内テロの台頭に立ち向かい打ち破らなければならない。こうした課題を乗り越えアメリカの心を取り戻し未来を確かなものにするためには結束が必要だ。私はアメリカの国民と国家を結束させることに全霊をささげる。怒りや憎悪、過激主義、暴力や伝染病などと闘うために」と約束しました。
【お互いの声に耳を傾けよう】
さらに分断の解消に向けて「お互いの声に再び耳を傾けよう。理解し合い向き合い敬意を示そう。政治は何も立ちはだかるすべてのものを破壊する燃えさかる炎である必要はない。事実そのものが改ざんされ、作り出される文化を拒絶しなくてはならない」と呼びかけました。

【変化は可能】
また、ハリス副大統領の就任についても触れ「きょう、アメリカ史上初めての女性として、カマラ・ハリス副大統領が就任の宣誓を行った。物事を変えることは可能なのだ」と述べました。
【すべてのアメリカ人のための大統領に】
その上で「私はすべてのアメリカ人のための大統領になることを誓う。私を支持した人のためと同じぐらい、支持しなかった人のためにも懸命に闘う」と強調しました。

【同盟を修復し世界を導く】
さらに、アメリカ第一主義を掲げたトランプ前政権を念頭に「われわれは同盟を修復し再び世界に関与する。力を示すだけでなく、模範となることで世界を導いていく」と述べ、国際協調を重視する姿勢をあらためて示しました。

【新型コロナ】
演説の終盤、バイデン氏は式典の参加者に呼びかけ、アメリカで新型コロナウイルスによって亡くなったおよそ40万人に黙とうを捧げました。

【かつてない重大な責任】
そして「いまは試練の時だ。民主主義と真実への攻撃、猛威をふるうウイルス、格差の拡大、人種差別、気候変動、そして世界でどのような役割を果たすか。アメリカはこれらすべてに同時に向き合い、かつてないほど重大な責任を果たさなければならない」と述べた上で、「神と、皆さん全員に約束する。私は憲法を守る。民主主義を守る。アメリカを守る。そして、アメリカの物語をともに紡いでいこう。恐怖ではなく希望の、分断ではなく結束の、暗闇ではなく光の物語を」と呼びかけました。