アヒルから鳥インフルエンザ 7道府県で約1万4000羽殺処分終了

千葉県横芝光町の農場のアヒルから鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、出荷先を含め7つの道府県の10の農場で、およそ1万4千羽の殺処分がすべて終わりました。

20日、横芝光町の農場で飼育しているアヒルの産卵量が大幅に減り、遺伝子検査を行った結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

この農場からは、直近1週間に北海道、宮城、茨城、埼玉、大阪、奈良の6つの道府県にアヒルのひなが食肉用に出荷されていましたが、これまでに出荷先を含め7つの道府県の10の農場で殺処分が終わり、処分数は最終的におよそ1万4千羽に上りました。

千葉県は、今月24日朝までに埋却や消毒など一連の防疫措置を終えたいとしています。

また、この農場を中心に半径3キロ以内をアヒル、ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域から外への搬出を禁止する「搬出制限区域」に指定したということです。

この半径3キロ以内には養鶏場などが5か所、10キロ以内には25か所が集中しているということです。

現在周辺の農場で感染が広がっていないか検査が進められています。

先月以降、千葉県内で鳥インフルエンザが確認されるのは3例目です。

埼玉県では約2100羽

埼玉県によりますと、アヒルから「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出された、千葉県横芝光町の農場から、直近の1週間で行田市と春日部市の2か所の農場に合わせて、およそ1400羽のアヒルが出荷されていたということです。

これを受けて県は21日未明、千葉県の農場から出荷されたアヒルと同じ区画で飼育されていたおよそ2100羽の殺処分を行いました。

県はこの2つの農場で消毒を行い、今後2週間アヒルの出荷や移動を禁止する措置をとりました。

埼玉県の大野知事は「現時点で感染が拡大しているかは確認できていないが、アンテナを高くして緊張感を持ってのぞんでいきたい」と述べました。

茨城県では2900羽

飼育されていたアヒルから鳥インフルエンザウイルスが検出された千葉県の農場から、かすみがうら市の1か所、古河市の2か所の合わせて3つの農場にアヒルのひなが出荷されていたということで、茨城県は21日未明に対策本部を設置し、合わせておよそ2900羽の殺処分を行いました。

そのうえで、この3つの農場を消毒するとともに、今後2週間、アヒルの移動を禁止する措置を取りました。

茨城県は、全国的に鳥インフルエンザが発生しているとして、県内の農家に対して、野鳥や小動物が農場に入らないようネットなどの点検や補修を行うことや、消毒の徹底を呼びかけています。