トランプ大統領 最後にバイデン次期政権へエール

アメリカのトランプ大統領は、任期を終えるのを前にホワイトハウスを去り、離任にあたり演説して、みずからの実績を強調したうえで「次の政権の幸運と成功を祈っている」と述べて、最後にバイデン次期政権にエールを送りました。

トランプ大統領は、憲法の規定で現地時間の20日正午に任期を終えるのを前に、午前8時すぎに大統領専用のヘリコプターでホワイトハウスをあとにしました。
このあと、首都ワシントン郊外の軍の基地で離任の式典が行われ、トランプ大統領は「多くのことを成し遂げた、信じられない4年間だった。この場に来てくれた私の家族や友人たち、スタッフの懸命な努力に感謝したい」と述べました。

そして経済や雇用、新型ウイルスのワクチン開発などに言及し、みずからの実績だと強調したうえで「次の政権には強い幸運と大きな成功を祈っている。すばらしいことができる素地ができている」と述べて、最後にバイデン次期政権にエールを送りました。
トランプ大統領はこのあと大統領専用機でフロリダ州に向かい、バイデン氏と顔を合わせることはありませんでした。

大統領就任式では前任の大統領が参列して新大統領の誕生を祝うのが恒例で、平和的な権力の移行の象徴とも受け止められていますが、トランプ大統領は欠席し、152年前の1869年以来の、前任の大統領不在の式典となります。