広島 福山城 国の重要文化財の門柱など9か所で傷見つかる

先月から中国・四国地方の城では重要文化財に指定されている天守や、やぐらなどに傷がついているのが相次いで見つかっています。こうした中、広島県福山市の福山城でも国の重要文化財になっている門の柱など9か所で傷が見つかり、市は警察に被害届を出すことにしています。

福山市によりますと、19日、職員が福山城を見回って確認したところ、国の重要文化財に指定されている「筋鉄御門(すじがねごもん)」の柱や、市の重要文化財の「鐘櫓(かねやぐら)」の引き戸など、合わせて9か所で傷が見つかりました。

いずれも丸く固いもので削ったような傷で、中には長さが50センチ近いものもあったということです。

市は21日にも警察に被害届を提出することにしています。

中国・四国地方では先月から今月にかけて、
▽高知市の高知城、
▽松山市の松山城、
▽岡山市の岡山城でも、
国や市の重要文化財に指定されている天守や、やぐらや門などに同じような傷が見つかり、警察が捜査しています。

福山市文化振興課の内田実文化財担当課長は「来年の築城400年に向けて改修工事も行われる中で、傷が見つかったことは大変残念だ。一連の被害と関連している可能性もあり、ほかの地域に被害が続かないことを願うばかりだ」としています。