プロ野球監督会議 コロナ対策の出場選手入れ替えなど特例確認

プロ野球の12球団監督会議がオンラインで開かれ、新型コロナウイルス対策として、昨シーズンから継続される出場選手の入れ替えなどについての特例を確認しました。

ことしの監督会議は新型コロナウイルスの感染防止のため、オンラインで開かれました。

最初に12球団の監督が、感染拡大が続く中でも力を合わせてシーズンを乗り切ることを確認しました。

そして、選手の負担を軽減するため、昨シーズンから継続することになった出場選手の登録枠の拡大や、選手の入れ替えなどに関する特例について、NPB=日本野球機構の担当者から説明を受けました。

監督会議の座長を務めた西武の辻発彦監督は、オンラインでの会見で「まだまだ厳しいシーズンになるが、団結して無事に開幕を迎え、143試合を消化できるよう心してやっていかなければいけない。それがプロ野球ファンにとって大きな力になる」と話していました。

会議ではこのほか、監督がリプレー検証を要求する「リクエスト」の対象プレーとして、バントをした時に打席から足が出ていたかどうかと、ファウルチップの判定も追加するよう、球団から要望があったものの、対象の範囲は広げないことが報告されました。

一方、楽天の石井一久監督は会議後の会見で、新型コロナウイルスの影響で新外国人選手が入国できず、各球団の戦力に差が生じるおそれがあることを踏まえ「フェアな条件ではない」と発言したことを明らかにしました。

石井監督は「既存の外国人選手がそろっている球団は関係ないが、格差が出ると思う。ガイドラインを作ってもらいたい」と話していました。