ロシア 野党勢力の指導者 “プーチンのための宮殿”を公開

ロシアの野党勢力の指導者、ナワリヌイ氏の調査チームはプーチン大統領がロシア南部に所有するとする豪華な「宮殿」の動画を公開し「世界最大の賄賂だ」と批判しました。
一方、政権側は「プーチン大統領に宮殿はない」と内容を否定しています。

ロシアでプーチン政権を批判してきた野党勢力の指導者、ナワリヌイ氏の調査チームは19日、インターネットのサイトなどで「プーチンのための宮殿」と題した動画と記事を公開しました。

それによりますと、プーチン大統領はロシア南部の黒海沿岸に日本円にしておよそ1400億円相当の豪華な宮殿を所有しているとしています。

動画では上空からドローンで撮影した建物の全景のほか、建設に関わった業者などからの情報を元にCGで再現した内部の様子が公開されています。

7000ヘクタールの敷地には、劇場やカジノ、スケートリンクのほか、教会や温室もあるということです。

調査チームは、公的文書や銀行取り引きを分析した結果、プーチン大統領に親しい資産家や国営企業のトップなどが建設費などを負担したことが分かったと指摘して「世界最大の賄賂だ」と批判しました。

この動画は、公開から1日を待たずに再生回数が1500万回を超えるなど大きな反響をよんでいます。

これに対しペスコフ大統領報道官は「プーチン大統領に宮殿がないことは説明してきたとおりだ」と述べて、内容を否定しました。

ナワリヌイ氏は今月17日、ロシアに帰国直後に拘束され、支持者らは23日に各地で抗議活動を行うことにしています。