アメリカ 新型コロナ死者 計40万人超え 1か月余りで10万人死亡

新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカでは、日本時間の20日、これまでの死者の数が40万人を超えました。イギリスなどで見つかっている変異したウイルスが感染をさらに拡大させる可能性も指摘されていて、アメリカCDC=疾病対策センターは、感染対策を厳重に行うよう呼びかけています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、全米から報告された新型コロナウイルスに感染して死亡した人の数の累計は、日本時間の20日午前5時現在で40万22人となり、40万人を超えました。

全米の死者は先月14日に30万人を超え、それから1か月余りでさらに10万人が死亡したことになります。

医療機関の負担も深刻で、民間の調査団体によりますと全米の入院者数はおよそ12万4000人、このうち2万3000人余りがICU=集中治療室で治療を受けているということです。

こうした状況について、次のCDC所長に起用される予定の、ハーバード大学のロシェル・ワレンスキー教授はアメリカメディアのインタビューで、「死者の数は、来月中旬までに50万人を超える可能性がある」と述べています。

イギリスなどで見つかっている変異したウイルスが、感染をさらに拡大させる可能性も指摘されていて、CDCは、大勢での集まりを避けるなど感染対策を厳重に行うよう呼びかけています。