広島県 湯崎知事 大規模PCR検査 早ければ2月から実施へ

広島市で実施する予定の住民などを対象にした大規模なPCR検査について広島県の湯崎知事は、早ければ来月から行いたいという考えを示しました。また実施期間については「1か月から、場合によっては2か月くらいかもしれない」と述べました。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、広島県は感染者が多い広島市中区、東区、南区、西区の住民とこの地域で働く人たち、およそ80万人を対象にPCR検査を実施する予定です。

これについて湯崎知事は、19日の記者会見で「まだ検討しているが時期としてはできるだけ早い段階、2月の早いタイミングには始めたい」と述べました。

そのうえで、「実施期間は1か月くらいはかかる。場合によっては2か月くらいかもしれないが、そういう想定だ」と述べました。

そして「この検査をすることで、感染拡大は抑えていけると考えている。こうした検査は世界中で行われていて、実際に韓国や中国では効果を発揮し、感染を抑え込んでいる実績もあり今回行うこととした」と述べ、検査を実施する意義を強調しました。

一方、湯崎知事は、記者団が「県内の感染者数が減少している中で、検査する必要があるのか」と質問したのに対し、「感染が収束したと言えるような状況になったら別途、判断する必要があるが現時点では予定どおり進めている」と述べました。