コロナ 横浜刑務所のクラスター拡大 新たに50人感染 計88人に

新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターが発生している横浜市の横浜刑務所で新たに刑務官や受刑者ら50人の感染が確認されました。

横浜市港南区の横浜刑務所では、先月15日に30代の男性刑務官の感染がわかって以降、受刑者や職員に感染が相次ぎ、これまでに38人のクラスターが発生しています。

横浜刑務所によりますと、受刑者や職員への検査を進めた結果、18日までに、新たに、20代から60代までの刑務官を含む職員4人と、20代から70代までの受刑者46人の、合わせて50人の感染が新たに確認されたということです。

いずれも重症の人はいないということですが、これで、横浜刑務所で感染が確認された職員や受刑者は合わせて88人になりました。

また、隣接する横浜拘置支所でもこれまでに非常勤職員ら2人の感染が分かっているということです。

横浜刑務所では、すべての刑務作業を取りやめているほか、外部からの出入りや受刑者の面会を停止しています。

また、まだ検査が済んでいない受刑者もいて、引き続き全員の検査を進めるとともに、感染経路を調べています。

横浜刑務所は「地域住民の皆様に不安を招き、誠に遺憾です。今後、感染の拡大防止対策を強化、徹底して参ります」とコメントしています。