沖縄 県独自の緊急事態宣言で最終調整 19日に公表へ

沖縄県は感染拡大に歯止めをかけるため、あす19日、県独自の緊急事態宣言を出す方向で最終的な調整に入りました。玉城知事は、市町村と調整の上で、19日に詳しい内容を公表することにしています。

沖縄県内では、年明けから、新規感染者数が増加傾向にあり、16日には1日に発表される感染者数がこれまでで2番目に多い130人になり、医療提供体制がひっ迫しています。

このため沖縄県は、18日午後、玉城知事も出席して新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、今後の対応を協議した結果、県内での感染拡大に歯止めをかけるため、19日、県独自の緊急事態宣言を出す方向で最終的な調整に入りました。

具体的には、県内の7つの市ですべての飲食店などに要請している営業時間の短縮について
▽終了時間を午後8時に前倒しすること
▽酒の提供を午後7時までにすること
▽対象地域を拡大すること
を検討しています。

また、不要不急の外出自粛の要請なども検討しています。

沖縄県はこれまでに去年4月と7月の2回、県独自の緊急事態宣言を出しています。

また、政府による宣言を要請するかも視野に入れて、調整を進めているということです。

玉城知事は当初、18日記者会見を開いて、公表する予定でしたが、宣言の内容について、市町村との調整が必要だとして、19日、詳しい内容を説明することにしています。