西村経済再生相が経済演説 デジタル化推進など3つの柱に重点

西村経済再生担当大臣は、衆参両院の本会議で経済演説を行い、ポストコロナ時代の経済成長に向けて、デジタル化の推進とグリーン社会の実現、それに人への投資の、3つの柱に重点を置いて取り組む考えを示しました。

この中で西村経済再生担当大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大している現状について「経済の下振れリスクに十分な注意が必要だ。緊急事態宣言においては、感染リスクの高い場面に効果的な対策を徹底し、感染拡大を抑えることを最優先に対応していく」と述べました。

そして「コロナ危機では非正規雇用や女性など、弱い立場にある方々が大変厳しい状況に直面している」と指摘したうえで「生活困窮者やひとり親世帯への支援など、セーフティーネットを強化していく」と述べました。

また、日本経済の立て直しについて西村大臣は「テレワークなど『新たな日常』を定着させ、さらに拡大することが、ウィズコロナ、ポストコロナ時代の新しい成長につながる」と指摘しました。

そのうえで、
▼デジタル化の推進と
▼脱炭素などグリーン社会の実現、
▼教育環境の整備など人への投資の、
3つの柱に重点を置いて、経済成長に向けた取り組みを進める考えを示しました。