東京都 新型コロナ 1204人の感染確認 月曜日で2番目の多さ

東京都は18日、月曜日としては2番目に多い1204人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された3人が死亡したことを明らかにし、このうち70代の男性は無症状だったため自宅で療養していましたが、容体が急変して救急搬送された医療機関で死亡が確認されたということです。

東京都は、18日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1204人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは6日連続で、月曜日としては1週間前・11日の1219人に次いで2番目に多くなりました。

18日の1204人の年代別は
10歳未満が32人、
10代が68人、
20代が303人、
30代が206人、
40代が199人、
50代が130人、
60代が96人、
70代が71人、
80代が58人、
90代が41人です。

90代は過去最多でした。

全体のおよそ43%にあたる523人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ56%の680人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、イギリスから帰国した30代の女性1人がいて、検体を国立感染症研究所に送って調べるということです。

濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く307人、
「施設内」が106人、
「職場内」が35人、
「会食」が18人などとなっています。

このうち「施設内」では、11の医療機関で患者と職員合わせて40人が、17の高齢者施設で利用者と職員合わせて6人が感染したということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて8万6674人になりました。

一方、都の基準で集計した18日時点の重症の患者は17日より5人増えて143人でした。

また、感染が確認されている人のうち、自宅で療養している人は17日より399人増えて9442人となり、これまでで最も多くなりました。

このほか、都が確保したホテルなどで療養している人は17日より12人増えて843人で、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は17日より246人減って7481人でした。

また都は、感染が確認されていた40代と70代の男性合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

このうち都内に住む70代の男性は、今月8日に陽性と判明したときは無症状だったため、本人と家族の希望で自宅で療養していました。

今月12日からは息苦しさの症状が出ましたが、保健所は家族と相談のうえ、健康観察を続けていました。

しかし、感染確認の6日後の今月14日、容体が急変して意識がなくなり、医療機関に救急搬送されましたが、死亡が確認されたということです。

都の担当者は「新型コロナウイルスに感染した患者は、容体が急激に悪化して亡くなることがある。自宅療養者に血液中の酸素濃度を測る機器のパルスオキシメーターを配るなど、症状を早期に発見できるよう引き続き努めたい」と話しています。

都によりますと、自宅で療養していた人が亡くなるのは都内では4人目です。

これで都内で死亡した人は合わせて728人になりました。