詐欺電話「PCR検査やワクチン接種に予約金」に注意を 警視庁

「PCR検査やワクチンの接種を受けられるが予約金が必要だ」などとして現金を要求する不審な電話が相次いでいることを受けて、警視庁は詐欺被害への注意を呼びかけるポスターを作成し、都内のスーパーなどに貼り出しました。

18日は、警視庁滝野川警察署の警察官4人が東京 北区にある開店前のスーパーを訪れ、「新型コロナウイルスに乗じた詐欺に注意!」などと書かれたポスターを次々に貼っていきました。

都内では去年、感染拡大に便乗した不審な電話が153件確認されたほか、ことしに入ってからも、「高齢者を対象にPCR検査やワクチンの接種を受けられるが予約金が必要だ」などとして現金を要求する電話が相次いでいるということです。
18日は、人との接触を避ける形で注意を呼びかけることにしたもので、警察官はポスターを貼り終えると周辺の住宅を1軒1軒まわり、郵便ポストにチラシを投かんしていました。

滝野川警察署の小久江亮生活安全課長は「PCR検査やワクチン接種に予約金が必要だ、などという電話はすべて詐欺です。不審な電話がかかってきたら直ちに電話を切り、警察に通報してほしい」と話していました。