陸上 田中希実 1万メートルで優勝 五輪内定後初の実戦

東京オリンピックの陸上女子5000メートルの代表に内定した兵庫県出身の田中希実選手が、内定後初めての実戦として出場した1万メートルのレースで優勝し、順調な調整ぶりを見せました。

兵庫県小野市出身で21歳の田中選手は先月、大阪市で行われた陸上長距離の日本選手権の女子5000メートルで優勝し、この種目の東京オリンピックの代表に内定しました。

17日は、内定後初めての実戦として京都市で開かれた競技会の女子1万メートルに出場しました。

新型コロナウイルスの影響で中止となった全国女子駅伝の代替大会として開かれた競技会は、緊急事態宣言が出されるなか、無観客で行われ、田中選手は、いつもどおり淡々とした表情で2位グループでレースを進めました。

そして、7000メートルを過ぎた付近からペースを上げて先頭を走っていたマラソンで世界選手権に出場経験のある安藤友香選手を追い上げ、最後の1周で抜きました。

田中選手は、31分59秒89で優勝し、およそ半年後の東京オリンピックに向けて順調な調整ぶりを見せました。

田中選手は「5000メートルで持ち味のスピードを生かすためにスタミナが必要だと思い、1万メートルに挑戦しました。オリンピックイヤーのいいスタートが切れたが、これで安心することなく、もっと力をつけたい」と話していました。