16日の人出 前回“宣言”時より大幅増 対象地域拡大後初の週末

緊急事態宣言の対象地域が11の都府県に拡大されてから初めての週末となった16日、主な地点の人出は、日中、夜間とも1回目の宣言のときより大幅に増えました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、16日午前6時から午後6時までの「日中」の人の数と、16日午後6時から17日午前0時までの「夜間」の人の数を分析しました。

その結果、緊急事態宣言が出された11都府県の主な地点の人出は、日中、夜間とも1回目の宣言のときの土日・祝日の平均より大幅に増えました。

1回目の宣言時に比べた「日中」の増加幅は、
▽福岡市の博多駅付近が6.2倍(524%)
▽大阪梅田駅付近が5.9倍(497%)
▽京都駅付近と神戸市の三ノ宮駅付近が3.8倍(288%・285%)
▽宇都宮駅付近が3.6倍(261%)
▽名古屋駅付近が3.3倍(230%)などとなりました。

また、1回目の宣言時に比べた「夜間」の増加幅は、
▽東京・銀座付近が7.6倍(663%)
▽宇都宮駅付近が7.4倍(642%)
▽博多駅付近が7.1倍(616%)
▽大阪梅田駅付近が6倍(509%)
▽三ノ宮駅付近が4.3倍(337%)
▽京都駅付近が4倍(309%)などとなりました。