東京 新型コロナ 日曜日で最多 1592人感染確認 5人死亡

東京都は17日、日曜日としてはこれまでで最も多い1592人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。自宅で療養している人や、医療機関に入院するか、ホテルなどで療養するか調整中の人がいずれも過去最多となっています。

東京都は、17日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1592人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

日曜日としては、1週間前(10日)の1494人を上回り、これまでで最も多くなりました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは5日連続です。

17日の1592人の年代別は
▽10歳未満が47人
▽10代が86人
▽20代が362人
▽30代が315人
▽40代が258人
▽50代が213人
▽60代が122人
▽70代が117人
▽80代が56人
▽90代が16人です。

全体の42%にあたる676人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、57%の915人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
このほか、ロシアへの渡航歴がある人が1人いるということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く397人
▽次いで「施設内」が102人
▽「職場内」が65人
▽「会食」が35人などとなっています。

このうち、「施設内」は21の医療機関で患者と職員合わせて75人が、14の高齢者施設で利用者・入所者と職員、合わせて18人の感染が確認されたということです。

すでに患者や職員の多数の感染が確認されている町田市の飛鳥病院では17日、29人について感染確認が報告されたということです。

都内で感染が確認されたのは累計で8万5470人になりました。

一方、17日時点で入院している人は16日より13人減って3045人となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は76.12%となっています。

このうち、都の基準で集計した17日時点の重症の患者は16日より2人増えて138人で、重症患者用の病床の55.2%を使用しています。

また、感染が確認されている人のうち、自宅で療養している人は16日より612人増えて9043人となり、初めて9000人を超えて過去最多となりました。

都が確保したホテルなどで療養している人は16日より28人減って831人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は196人増えて7727人でこれも過去最多となりました。

また、都は、これまでに感染が確認されていた70代から90代の男女5人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、2人は高齢者施設での感染で、1人は家庭内感染だったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて725人になりました。