「大学入学共通テスト」2日目 理科と数学の試験行われる

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も出される中、大学入試センター試験に代わってことしから始まった「大学入学共通テスト」は、17日、2日目を迎え、感染対策を徹底しながら全国で行われています。

初めての実施となる大学入学共通テストの本試験は、感染拡大の影響で16日と17日の2日間と、今月30日と31日の2日間の2回の日程で行われ、全国681の会場で53万人余りが出願しています。

2日目の17日は、理科と数学の試験が行われ、会場となっている東京 目黒区の東京工業大学では早朝から大学職員らが「発熱やせきなどの症状がある受験者は必ず申し出ること」と記された看板を設置するなど、感染対策を取りながら受験生を迎え入れていました。

共通テストを実施する大学入試センターによりますと、16日は暴風雪の影響ですべての試験が中止された北海道稚内市の会場も17日は予定どおり試験が始まり、午前11時の時点では各地からトラブルの報告は入っていないということです。

共通テストは、出題方法はマークシート方式が維持されていますが、思考力や判断力がより重視されるようになり、1日目の試験科目では問題文や扱う資料の分量が増え、ページ数も増加しています。

午後も数学と理科の試験が行われます。