緊急事態宣言追加の7府県 夜の人出は減少 1都3県は増加地点も

今週、新たに緊急事態宣言が出された7つの府県では、15日夜、ほとんどの地点で1週間前に比べて人出が減少しました。一方、先週の時点ですでに緊急事態宣言が出ていた首都圏の1都3県では、人出が増えたところもあります。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、15日午後6時から16日午前0時までの人の数を分析しました。

新たに緊急事態宣言の対象となった7つの府県をみますと、15日夜の人出は1週間前の8日と比べて、
▽宇都宮駅付近で44%減少したのをはじめ、
▽小倉駅付近で21%、
▽神戸・三ノ宮駅付近で19%、
▽名古屋駅付近で17%、
▽京都駅付近と大阪梅田駅付近で14%、
▽岐阜駅付近で12%減少しました。

このように、ほとんどの地点で人出は減りましたが、
▽博多駅付近は反対に23%増加しました。

また、先週8日の時点ですでに緊急事態宣言が出ていた1都3県の15日夜の人出は
▽東京の銀座付近で18%、
▽大宮駅付近で15%、
▽東京駅付近で14%
▽新宿歌舞伎町付近で2%減少しました。

その一方で、
▽東京の六本木付近で23%増加したのをはじめ、
▽東京の渋谷スクランブル交差点付近で16%、
▽横浜駅付近で11%、
▽千葉駅付近で2%増加しています。

さらに去年、1回目の緊急事態宣言が出た時に比べますと、11の都府県のすべての地点で夜間の人出は増加しています。