社会

初の「大学入学共通テスト」きょうから

感染が拡大し緊急事態宣言も出される中、大学入試センター試験に代わって初めて導入される「大学入学共通テスト」が、16日から始まります。

思考力や判断力がより重視

大学入学共通テストは、31年続いたセンター試験に代わって、ことしから始まり、出題方法はマークシート方式が維持されますが、思考力や判断力がより重視されるようになります。

本試験は、感染拡大の影響で、
▽16日、17日の2日間と、
▽今月30日と31日の2日間の2回の日程で設定され、
感染などで受験できない人のために、
それぞれに追試験が設けられています。

53万5245人が出願

去年のセンター試験より2万2400人余り少ない、53万5245人が出願していて、全国681か所の会場では、受験生の席の間隔を空け、医師や看護師を待機させるなど感染対策を徹底しています。

感染拡大の影響で、個別の試験を実施しない大学もある中、共通テストの結果を個別入試に利用する大学などは、これまでで最も多い866校となっています。

共通テストを実施する大学入試センターでは、受験生に対し、会場には検温結果を記した「健康観察記録」が含まれる「受験上の注意」の冊子を持参し、会場の換気に備えて防寒着を用意すること、また、体調に不安のあるときは追試験を申請することなどを呼びかけています。

大学入学共通テストは、午前9時半から地理歴史・公民の試験が行われます。

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