大手デパート3社 1月前半売り上げ 去年同期比32%~40%下回る

大手デパート3社の今月前半の売り上げは、各地に緊急事態宣言が出たことなどが影響し、去年の同じ時期を32%から40%下回る大幅な落ち込みとなりました。

各社の発表によりますと、今月1日から14日までの売り上げは、去年の同じ時期と比べて、
▽大丸松坂屋百貨店が40%減少したのをはじめ、
▽高島屋が37.6%減少、
▽三越伊勢丹ホールディングスが32.8%減少と、
いずれも大幅な減少となりました。

各社とも、店舗での感染拡大を防ぐため、初売りの福袋を前倒しで先月から販売したことに加えて、各地に緊急事態宣言が出て営業時間を短縮したり外出が控えられたりしたことが主な要因です。

デパート業界では去年の秋以降、回復傾向も見られましたが、年末にかけて感染が拡大し、売り上げが落ち込んでいたところに、緊急事態宣言が追い打ちをかける形になっています。