卓球全日本選手権 去年4強 戸上隼輔 同じ大学の選手発熱で棄権

大阪市で開かれている卓球の全日本選手権、男子シングルスで去年、ベスト4に入った戸上隼輔選手が同じ大学の選手に発熱の症状が出たため、棄権しました。

大会を主催する日本卓球協会によりますと、戸上選手と同じ明治大学の選手が14日夜、38度の発熱があったため、病院を受診し、新型コロナウイルスのPCR検査を受けたということです。

日本卓球協会は、行動をともにしていた選手やスタッフが濃厚接触の疑いがあるとして、戸上選手を含めた3人の選手の棄権を決めました。

発熱した選手はPCR検査の結果、陽性が確認されたということです。

戸上選手は去年、男子シングルスでベスト4に進出し、今シーズンのTリーグでは東京オリンピックの代表に内定している張本智和選手と丹羽孝希選手に勝つなど優勝候補の1人でした。

全日本選手権では14日も、スタッフに発熱の症状が出たとしてスタッフと同じ所属チームの女子選手4人が棄権したほか、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大会前に所属先の企業の判断で出場を取りやめた選手もいて、けがによる理由なども含めてこれまでに51人が棄権しています。