JR東海 400人規模の一時帰休を実施へ コロナで利用客大幅減で

JR東海は、新型コロナウイルスの影響で、鉄道の利用者が大幅に減少し、業務量が減っていることなどから、今月25日から1日当たり400人規模の従業員を、一時的に休ませる「一時帰休」を実施すると発表しました。JR東海が一時帰休を実施するのは初めてです。

発表によりますと、「一時帰休」の対象は、新幹線や在来線の駅員に加えて新幹線の乗務員や車両の点検をする従業員など、およそ9500人で、今月25日から来月28日まで1日当たり400人規模で実施します。

JR東海は、新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道の利用者が大幅に減少し、業務量が減っていることに加え、従業員の感染を防ぐため実施を決めたとしています。

JR東海が一時帰休を実施するのは初めてで、一時帰休をした従業員の給料は減額せずに支払うということです。

JR東海は、緊急事態宣言を受けて、今月18日から来月末までの間、東海道新幹線の臨時列車を運休し、全体の運行本数を1割程度、減らすことを決めています。