外国人の入国全面制限前に技能実習生が到着 関西空港

政府は14日から特段の事情がある場合などをのぞき、外国人の日本への入国を全面的に制限することにしています。入国のためのビザの期限は今月20日までで、関西空港では14日、入国できた技能実習生や受け入れ団体の関係者の姿が見られました。

政府は、中国や韓国など11の国・地域を対象としたビジネス関係者らの往来は継続していましたが、国内の感染状況が深刻化していることなどを踏まえ、14日から原則として、外国人の日本への入国が全面的に制限されています。

ただ、入国のためのビザは今月20日まで有効としていて、14日、関西空港には駆け込みで中国やベトナムからの技能実習生が到着しました。

入国には、出発地での陰性証明とともに空港での抗原検査で陰性である必要があり、受け入れ団体の担当者たちが何時間も到着ロビーで実習生たちを待つ姿が見られました。

ベトナム人の実習生2人を迎えた受け入れ団体の甲斐優里さんは「2人が入国できるか心配しましたが無事到着し、ほっとしました。計画を早めに作ったことで間に合ってよかったです」と話していました。

また、ベトナム人の男性は「入国までに時間がかかり心配でしたがやっと日本に来られたので家族のために頑張りたい」と話していました。