米トランプ政権 連邦政府の死刑執行続ける 新たに女性を死刑に

アメリカのトランプ政権は、去年再開した連邦政府による死刑の執行を続けていて、今月20日に迫った政権交代を前に、新たに女性の死刑囚に死刑が執行されました。

アメリカでは、州とは別に連邦レベルでも死刑制度があり、トランプ政権は、2003年以来停止されていた連邦レベルの死刑執行を去年7月に再開しました。

13日、中西部インディアナ州の施設で、薬物注射による死刑が執行されたのは、リサ・モンゴメリー死刑囚(52)で、モンゴメリー死刑囚は2004年に中西部ミズーリ州で民家に押し入り、妊娠8か月だった23歳の女性の首を絞めて殺害したうえ、胎児を取り出して誘拐した罪で2007年、連邦地裁から死刑判決を受けました。

モンゴメリー死刑囚の弁護団は、幼少期に受けた虐待が原因で精神障害があったなどとして、終身刑への減刑を求めていましたが、連邦最高裁は12日、9人の判事のうち保守派の判事6人が賛成して、死刑執行を許可していました。

AP通信などによりますと、トランプ政権下で、連邦政府による死刑が執行されるのは、これで11人目で、女性への執行は、1953年以来だということです。

今月20日に就任するバイデン次期大統領は、死刑に反対する立場を示していて、政権交代直前での死刑執行をメディアは大きく伝えています。