埼玉県 大野知事 不要不急の外出自粛「まだまだ足りない」

緊急事態宣言が出されている1都3県の日中の時間帯の人出が、去年の宣言時と比べて減っていないことが明らかになる中、埼玉県の大野知事は13日の記者会見で「人の流れを止めないといけないがまだまだ足りない」と述べ、日中も含めた不要不急の外出を自粛するよう、強く呼びかけていく考えを示しました。

緊急事態宣言が出される中、携帯電話の位置情報のデータを使った分析では、11日までの3連休中、首都圏の主要な駅周辺の日中の時間帯の人出は、去年の緊急事態宣言時の土日・祝日の平均と比べて2倍以上に増えるなど、日中の人出が減っていないことが分かっています。

これについて、大野知事は13日の記者会見で「人の流れをとめることが必要だが、まだまだ足りないというのが正直なところだ」と述べました。

そのうえで「ここ1週間の感染の拡大状況は顕著であり、これ以上の拡大を今阻止しなければ、救える命も救えないという状況になりかねない。人出を減らすためにも呼びかけを行って、皆さんには人の命を守る、医療の崩壊を防ぐ力があるということを訴えていきたい」と述べ、日中も含めた不要不急の外出を自粛するよう県民に強く呼びかけていく考えを示しました。