「センザンコウ」の剥製 ネット上で違法売買の疑いで書類送検

絶滅のおそれがあり、国内で取り引きが規制されている哺乳類「センザンコウ」の剥製をネット上で違法に売買したとして、都内の古物商の夫婦など3人が書類送検されました。

書類送検されたのは、都内に住む40代の古物商の夫婦と、福島県に住む37歳の派遣社員の合わせて3人です。

警視庁によりますと、3人はおととし、絶滅のおそれがあり、国内で取り引きが規制されている全身がうろこに覆われた哺乳類「コミミセンザンコウ」の剥製をネット上で違法に売買したとして、種の保存法違反の疑いが持たれています。

古物商の夫婦が、親族の遺品の中から見つけた剥製をオークションサイトに出品し、剥製の愛好家である派遣社員が1万8000円で購入したということです。

出品されたのは10時間ほどでしたが、警視庁のサイバーパトロールで発見されたということで、3人はいずれも容疑を認め、購入した派遣社員は「違法だと分かっていたが剥製がかわいくてどうしても欲しくなり、取り引きを持ちかけてしまった」と話しているということです。

コミミセンザンコウは、主にアジアに生息する哺乳類で、全身を覆ううろこが薬の原料として高値で取り引きされることから、各地で密猟が相次いでいます。