日産元共同会長「ゴーン元会長の報酬支払い方法 違法と思う」

日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の報酬を、少なく開示した罪に問われているグレッグ・ケリー元代表取締役の裁判に、ゴーン元会長とともに経営トップを務めた小枝至元共同会長が出廷し、報酬の一部を後で支払うとした方法について「違法だと思う」と証言しました。

日産の元代表取締役グレッグ・ケリー被告(64)がゴーン元会長と共謀し、元会長の報酬を有価証券報告書で少なく開示した罪に問われている裁判では、日産関係者の証人尋問が続いていて、13日は平成15年から5年間、ゴーン元会長とともに経営トップを務めた小枝至元共同会長が、証人に呼ばれました。

小枝元共同会長は相談役を務めていた平成22年に、役員報酬が開示される制度が導入された際、ゴーン元会長の報酬について「その年に払うものと、後で払うものとに分かれていた。私としては違法だと思うが、後で払う分をどのように処理するか、何人かが検討していて、私も意見を求められた」と証言しました。

こうした方法を考えることになった経緯については「覚えていない」などとして、詳しくは述べませんでした。

平成23年3月には、未払い報酬の支払い方法について3つの案にまとめ、志賀元COOとともにゴーン元会長のところへ行き、ゴーン元会長から「アドバイスありがとう」と言われたと証言しました。

そのうえで、小枝元共同代表は「ゴーンはルノーのCEOも兼任し、絶対的な権力を握っていた。何を言ってもゴーンが聞くわけがないと感じていた」と述べました。