小池都知事「コロナウイルスに時計ない」昼間も外出自粛を

緊急事態宣言が出されている東京など1都3県で、日中時間帯の人出が去年の宣言時と比べて減らない中、東京都の小池知事は「コロナウイルスは時計を持っておらず、午後8時だろうが昼間であろうが、不要不急の外出は控えるようずっと前から言っている」と述べ、日中も含めて不要不急の外出自粛を徹底してほしいと強く呼びかけました。

東京など1都3県を対象に緊急事態宣言が出される中、携帯電話の位置情報のデータを使った分析では、11日までの3連休中、主要な駅周辺の日中時間帯の人出は、去年の緊急事態宣言時の土日・祝日の平均と比べると2倍以上に増えています。

こうした中、小池知事は13日都庁で記者団に対し、午後8時以降の徹底した不要不急の外出自粛などを、都民に要請していることを念頭に「コロナウイルスが持っていないものが時計だ。だから、午後8時だろうが昼間であろうが、不要不急の外出は控えるようずっと前から言っている」と述べました。

そのうえで「『午後8時以前だったらいい』という話ではなく、『不要不急の外出は控えてください』というのが緊急事態宣言の肝で、人の流れを止めていく」と述べ、午後8時より前かあとかにかかわらず、日中も含めて不要不急の外出自粛を徹底してほしいと強く呼びかけました。