米CDC 全渡航者に搭乗前のコロナ検査結果 提示義務づけへ

アメリカCDC=疾病対策センターは、アメリカに航空機で向かうすべての人に対して、今月26日から直前の検査で陰性だったことを示す文書か、感染からの回復を示す文書の提示を義務づける方針を明らかにしました。

CDCは12日、アメリカに航空機で向かう人に対して、新型コロナウイルスの検査結果などの提示を義務づける新たな方針を発表しました。

新たな方針は、
▽搭乗の3日以内にウイルス検査を受けて、陰性だったことを示す文書か、
▽感染から回復したことを示す文書のいずれかを、航空会社に提示することを義務づけるとしています。

航空会社は、搭乗客がこれらの文書を提示しなかった場合、搭乗を拒否しなければならないとしています。

理由についてCDCは、変異した新型コロナウイルスが各国で見つかっていることを挙げていて、新たな方針は今月26日から実施するとしています。

アメリカは感染者が2200万人を超え、亡くなった人がおよそ38万人に上るなど、感染拡大に歯止めがかからず、一部の州は国内の移動でも検査を求めています。