新型コロナのワクチン接種に向け新たに専門部署を設置 奈良市

奈良市は新型コロナウイルスのワクチンの接種に向け、新たに専門の部署を設け、準備を開始しました。

新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、来月下旬をめどに医療従事者、3月をめどに高齢者への接種を始める体制を確保する方針を示しています。

これを受けて、奈良市は12日「新型コロナウイルスワクチン接種推進室」を設置しました。

仲川市長は配属された4人の職員に「接種の詳細については国から示されておらず、手探りの状況が続くが、走りながら考えるという姿勢で1日でも早く接種が進められるよう頑張ってもらいたい」と訓示しました。

推進室は、保健所の建物に設けられ、今後、市内の65歳以上の高齢者およそ11万人への接種の予約方法の仕組み作りのほか、市民からの問い合わせに対応するコールセンターの開設に向けた準備などに取り組むということです。

推進室の小西康之室長は「全国的にも感染拡大が広がる中、ワクチンが配布され次第、迅速な接種ができる態勢を作っていきたい」と話しています。