”反プーチン政権”の市長辞任 複数メディアが政権圧力の見方

ロシア極東・サハ共和国の中心都市でプーチン政権と距離を置くなどして注目されていた市長が突然、辞任し、メディアは、政権側の圧力があったのではないかという見方を伝えています。

ロシア極東・サハ共和国の中心都市ヤクーツクのアフクセンチエワ市長は11日、SNSで「家族が私の健康状態を心配している。病院に行くつもりだ」などと辞意を明らかにし、地元議会で辞任が了承されました。

アフクセンチエワ氏は、2018年9月に行われた市長選挙で与党「統一ロシア」の候補者を破って初当選し、在任中は、高級な公用車を売却したり、公費を私的に使った職員を解雇したりするなど公正な政治を目指し、アメリカの有力紙もロシアでは珍しい政治家だとして紹介しました。

また、プーチン大統領が主導して去年7月に行った憲法改正の全国投票では、反対票を投じたとされ、動向が注目されていました。

今回の辞任についてアフクセンチエワ氏の報道官は、「どこからの圧力もなかった」としています。

一方、複数のメディアは、プーチン政権が重視していることしの下院議会選挙に向けた対応だったなど、政権側の圧力があったのではないかという見方を伝えています。

ロシアでは去年、極東のハバロフスクでプーチン政権と距離を置く知事が逮捕されるなど、地方で野党側の政治家が辞任に追い込まれるケースが相次いでいます。