プロ野球12球団 キャンプイン予定どおり 現地では定期的に検査

プロ野球の春のキャンプについて12日、代表者会議に先立って行われた対策連絡会議では、感染症の専門家から地元自治体の意向を尊重するのが重要だとしたうえで、現時点では予定どおり実施できるとする見解が示されました。

これを受けて12球団の代表者会議では、2月1日からキャンプを実施する方針を確認し、現地で感染拡大を防ぐための検査態勢について話し合いました。

具体的には、選手やチームスタッフ全員がキャンプ地に移動する前にPCR検査を受けること、キャンプイン直後にも全員が速やかに検査を受け、その後は1週間に1回程度、定期的に検査を行うことを決めました。

また、体調不良者が出ても沖縄、宮崎ともに現地で検査が受けられるように態勢を構築しているということです。

さらに、球場などでキャンプをサポートするスタッフも検査を受けるほか、現地で取材する報道関係者にもキャンプ地に入る前に検査を受けてもらう方針だということです。

一方、キャンプでの観客の受け入れについて、NPB＝日本野球機構の井原敦事務局長は「地元の自治体の方針を確認し、その方針どおりに決定する」と話していました。