体操 内村航平の所属先 契約の継続断念 新型コロナで業績悪化

体操の内村航平選手と、所属先として契約を結んでいた外食チェーンが、新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化により、契約の継続を断念したと発表しました。

オリンピックの個人総合で2連覇を達成した内村選手は、2016年に日本の体操界で初めてプロに転向し、翌年、出身地の長崎県で創業した外食チェーンの「リンガーハット」と所属先の契約を結びました。

契約はことし12月までで、内村選手は、これまで企業の名前が入ったユニフォームを着て大会に出場し、先月行われた全日本選手権でも名前入りのユニフォームで優勝を果たしていました。

「リンガーハット」は12日、新型コロナウイルスの影響で想定をはるかに上回る業績悪化があったとして、去年12月31日をもって内村選手との契約の継続を断念したと発表しました。

内村選手は、自身のSNSで「プロ転向してから4年間サポートしていただき本当に感謝しています。現在コロナの状況はとても厳しいですが、引き続き感染対策をしながら体操を頑張ってまいります」とコメントしています。

内村選手は今後、東京オリンピックの出場を目指しながら新たな所属先を探すということです。