緊急事態宣言受け 時差登校やオンライン授業の対応 東京 品川

緊急事態宣言を受けて、東京 品川区の私立の中高一貫校では、12日から登校時間を遅らせるなどの対応をとっています。

品川区にある青稜中学校・高等学校では、緊急事態宣言が出されたことを受けて、電車での混雑を避けるためきょうから始業時間を2時間近く遅らせて午前10時半からとしました。

12日朝は、10時ごろに生徒が次々に登校しホームルームでは教員がマスクの着用や消毒、換気を徹底するよう指導していました。

また、この学校では感染が不安などの理由で自宅で授業を受けたいと希望する生徒には、録画したオンライン用の授業を配信することにしていて、教員がパソコンで国語の教材づくりに取り組んでいました。

学校では当面、教室での授業とオンライン授業を併用することにしていますが、今後の感染状況によっては、完全にオンラインに切り替えることも検討しているということです。

高校2年生の男子生徒は「感染がこわかったので、通学時間をずらしてもらうと安心できます。早く元どおりの生活が送れるようになってほしい」と話していました。

青稜中学校・高等学校の青田泰明校長は「遠くから通学するため電車を使う生徒がほとんどですが、感染が不安だという声があったため、時差登校にしたうえで、登校するかどうかを選べるようにしました。今後もニーズに合わせて柔軟に対応していきたい」と話していました。