「日中も不要不急の外出自粛を」 田村厚生労働相

東京など1都3県に出されている緊急事態宣言に関連して、田村厚生労働大臣は記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためにも午後8時以降に限らず、不要不急の外出は控えるよう呼びかけました。

東京など1都3県を対象にした緊急事態宣言で、政府は基本的対処方針に基づき、特に午後8時以降の不要不急の外出の自粛を住民に徹底するよう求めています。

これについて田村厚生労働大臣は「午後8時以降でなくても不要不急の外出は、なるべく避けてほしいというのが、われわれの思いだ。『昼間、お酒を飲んで騒いでもよいのか』という話があるが、よいわけがなく自重してほしい」と述べ、午後8時以降に限らず、日中も含めて不要不急の外出は控えるよう呼びかけました。

また、田村大臣は感染者の急増により、各地の保健所で濃厚接触者への調査を縮小する動きが出ていることについて「感染者が増えると調査の対象者が増えるので、マンパワーなどが厳しくなってくるのは当然だ。優先的な順位を考えながら、やれる範囲の中で調査し感染拡大をなんとか抑えてもらいたい」と述べました。

一方、海外からの入国者に求めている原則14日間の自宅待機などが守られていないケースがでていることについて「しっかりと日数を守ってもらわないと感染拡大につながる可能性がある。海外から帰った人には自重をお願いしたい」と述べました。