伝統の古式泳法で新年の初泳ぎ コロナ対策で規模縮小 津

伝統の古式泳法で新年の初泳ぎを行う恒例の寒中水泳大会が、三重県津市の海岸で、新型コロナウイルス対策のために規模を縮小して行われました。

この大会は、江戸時代末期から地元に伝わり津市の無形文化財に指定されている「観海流(かんかいりゅう)」という古式泳法を伝承するために、毎年1月に行われています。

例年は30人ほどが泳ぎますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を縮小して10代から60代までの男性7人が津市の阿漕浦海岸での初泳ぎに臨みました。

11日の津市の午前中の最低気温は0.9度と例年より低かったものの、参加者たちは寒さをものともせず、水着やふんどし姿で海に入っていきました。

観海流は波を立てず静かに長い距離を泳ぐのが特徴で、参加者は一列になって顔を出したまま泳ぐ基本の泳法である「平泅(ひらおよぎ)」を披露し、全員で掛け声をかけながらおよそ50メートルを泳いでいました。

「泅水術観海流(しゅうすいじゅつ)」の上杉初男理事長は「新型コロナウイルスの中でも98年の伝統がある寒中水泳を継承できてよかったです。新型コロナウイルスの終息を願って泳ぎました」と話していました。