「緊急発表」平地でも雪による立往生に警戒を 国交省と気象庁

国土交通省と気象庁は、12日にかけて、西日本や東日本の太平洋側の平地でも雪による車の立往生に警戒が必要だとして、大雪が予想される地域では不要不急の外出は控え、車を運転する場合は冬用タイヤやチェーンを装着するよう強く呼びかける「緊急発表」を行いました。

11日夕方出された「大雪に対する緊急発表」によりますと、これから12日にかけては、西日本や東日本の太平洋側を中心に雪や雨が降り、これまで積雪がなかった太平洋側の平地でも大雪のおそれがあるとしています。

東京23区や多摩地域でも積雪となるおそれがあるということです。

このため車の立往生に警戒が必要だとしていて、大雪が予想される地域では不要不急の外出を控え、やむをえず車を運転する場合は冬用タイヤやチェーンを装着するよう呼びかけています。

また、事業用の車が冬用タイヤやチェーンを装備せずに立往生した時には、場合によって行政処分が検討される可能性もあるということです。

さらに、立往生が発生しやすい一部の高速道路や国道では、気象状況に応じて「チェーン規制」を行い、タイヤのチェーンの装着を義務づける可能性があるということです。

この緊急発表は、平成26年2月の関東甲信地方を中心とした記録的な大雪で各地で車の立往生が発生したことを受けて始まり、先月28日と今月6日にも、日本海側で大雪が予想されるとして発表されています。

実際に9日から11日にかけては福井県など北陸の各地の国道や高速道路でも立往生が相次いでいて、交通への警戒が必要です。

大雪の見通しや警戒すべき点

気象庁は11日夕方、12日にかけて太平洋側で予想される大雪の見通しや警戒すべき点について説明しました。

11日夜から12日にかけては、日本の南岸を低気圧が東へと進むため、西日本や東日本の太平洋側でも山沿いを中心に大雪となって、平地でも積もるおそれがあるということです。

気温の下がり方や降水量によっては、これまで積雪のなかった平地でも大雪となるおそれがあり、車の立往生など交通への影響に警戒が必要だとしています。

九州南部が11日夜遅くから12日朝にかけて、九州北部が12日未明から昼前にかけて、四国が11日夜遅くから12日昼前にかけて、中国地方が12日未明から朝にかけて、近畿が12日明け方から昼前にかけて、東海が12日明け方から夕方にかけて、関東甲信が11日夜遅くから12日夕方にかけてとしています。

気象庁は「太平洋側では今シーズン初めて雪が積もる地域が出るとみられる。12日の朝にかけて雪が降る地域も多く、通勤や通学の際は交通機関が乱れる可能性もあるので時間に余裕をもって行動していただきたい。また、路面が凍結し転倒しやすくなるため十分に注意してほしい」としています。