日本政府に元慰安婦らへの賠償命じた判決 23日に確定へ 韓国

慰安婦問題をめぐり韓国の裁判所は、日本政府に賠償を命じた判決について、9日付けで判決文が日本政府に届いたとみなしました。日本政府は韓国の裁判権に服することは認められないという立場から控訴しない方針で、その場合、判決は今月23日に確定することになります。

慰安婦問題をめぐり、ソウル中央地方裁判所は今月8日、日本政府に対し、元慰安婦の女性らへの賠償を命じる判決を言い渡し、日本政府は「断じて受け入れられない」と韓国政府に強く抗議しました。

日本政府は、主権国家はほかの国の裁判権に服さないとされる、国際法上の「主権免除」の原則から訴えは却下されるべきだとの立場で、控訴しない方針です。

こうした中、ソウル中央地裁は、書類をホームページに公開する「公示送達」の手続きをとり、9日付けで判決文が日本政府に届いたとみなしました。

これによって日本政府が控訴しなかった場合、判決は今月23日の午前0時に確定することになりました。

別の訴訟は判決取りやめ弁論再開

韓国では、今回の裁判とは別に、元慰安婦と遺族合わせて20人が日本政府に損害賠償を求める訴えを起こしています。

この裁判についてソウル中央地方裁判所は、13日予定していた判決の言い渡しを取りやめ、ことし3月に弁論を再開することを決めました。