韓国 ムン大統領が年頭演説 慰安婦問題めぐる判決には言及せず

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、年頭のテレビ演説で、アメリカのバイデン次期大統領と連携して北朝鮮との関係改善に取り組むと強調しました。一方、韓国の裁判所が日本政府に対し、元慰安婦の女性らへの賠償を命じた判決には言及しませんでした。

韓国のムン・ジェイン大統領は、11日午前、年頭のテレビ演説を行い、新型コロナウイルスへの対応や経済の振興策、それに外交政策などについて説明しました。

この中で、今月20日にアメリカのバイデン次期大統領が就任することに関連し「バイデン政権の発足に合わせ、アメリカとの同盟を強化する一方、停滞している米朝や南北の対話について大転換を成し遂げられるよう努力を尽くす」と強調しました。

また、新型コロナウイルスや自然災害への対応などでは、南北間の協力だけでもできることが多いとしたうえで「いつでも、どこでも、非対面の方式でも対話できる」と述べ、南北関係の改善に改めて意欲を示しました。

一方、日本との関係については「未来志向的な発展のために引き続き努力していく」と述べるにとどまりました。

慰安婦問題をめぐり、ソウルの地方裁判所が今月8日、日本政府に対し、元慰安婦の女性らへの賠償を命じた判決については言及しませんでした。